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「かどうか」は英語で”Whether”または”If”!2つの使い方の違いを解説

スタディサプリENGLISH

マキ
マキ

「~かどうか」を英語で表現する方法は”Whether”と”If”の2つあります。

今日は”Whether”と”If”をどのように使い分ければいいのかを詳しく説明していきます!

「~かどうか」という表現を英語で作るとき、”Whether”を使うか”If”を使うか迷うところですよね。

今回はこの2つの違いを丁寧に解説していくので、今後「~かどうか」という表現を使うときに悩まず正しい表現選択できるようになりますよ♬

この記事で分かること
  • 「~かどうか」を表現する2つの単語”Whether”と”If”の特徴
  • “Whether”と”If”それぞれを使った例文
  • 練習問題であなたの理解度を確認★

「かどうか」を英語で表現する単語”Whether”と”If”は使える条件が大違い

“Whether”と”If”って、「~かどうか」という意味で使えるのは一緒なのですが、使える条件はそれぞれで大きく違います。

それぞれの単語をどのような条件で使うことができるかを一覧表にまとめました。

“Whether”/”If”が使える条件
条件 Whether If
目的語を作る
主語を作る
補語を作る
直後に”to+不定詞”を置く
直前に前置詞を置く
直後に”or not”を付ける
マナブ
マナブ
“If”はかなり制限が多いね!

「~かどうか」という表現で”If”を使うときには制限がかなり多いので自分で文を作るときには”Whether”を使うのが無難ですね^^;

ここから、それぞれの条件に付いて例文を交えながら詳しく解説していきます。

それぞれの使い方を把握しておけば、キレイな文を作ることができますよ♬

目的語を作る(“Whether”,”If”ともに〇)

目的語を作るときは、”Whether”,”If”ともに使うことができます。

例文を見ていきましょう。

目的語を作るときの例文

《日本語訳》

私は彼が明日オフィスに来るか知りたい。

《英文》

I want to know whether he will come to office tomorrow.

I want to know if he will come to office tomorrow.

このように、「~かどうか知りたい」「~かどうかわからない」といった表現では”Whether”も”If”も使うことができます。

「~かどうか」という部分が目的語になる表現はそこまで多くないので、代表的なものを一覧でまとめておきます。

「~かどうか」が目的語になる表現の例

I don’t know (whether/if)

私は~かどうか知らない

I’m not sure  (whether/if)

私は~かどうかさだかではない

I want(would like) to know (whether/if)

私は~かどうか知りたい

I wonder  (whether/if)

私は~かどうかわからなくて気になる

I asked him (whether/if)

私は~かどうか彼に尋ねた

「どっちだろう??」「どっちだったっけ??」といったニュアンスの表現の場合は”Whether”も”If”も使えるのがわかりますね^^

ここからは、”If”が使えない表現を説明します。

文法問題を解いたり、文を作るときに絶対に知っておきたい内容なのでぜひチェックしてみたください★

目的語について、以下の記事で詳しく説明しているので、「目的語ってなんだろう?」と思ったらチェックしてみてください^^

【英語の5文型】特徴を知れば見分けやすい!初心者向けの超丁寧解説 英語の5文型って、難しそうで遠ざけている人も結構いるのではないでしょうか? それ、かなりもったいないです! なぜなら...

主語を作る(“Whether”:〇,”If”:△)

“Whether”は特に制限なく主語として使うことが可能です。

“If”を主語として使いたい場合は、「形式主語」というものを使う必要があります。

例文を見ていきましょう。

主語を作るときの例文

《日本語訳》

そのチームが明日の試合で勝つかは私たちのチームにとって大きな問題だ。

《英文》

whether the team will win the game tomorrow is big issue for our team.

It is big issue for our team if the team will win the game tomorrow.

“Whether”は主語として文頭に持ってきてもOKです。

“If”は主語として文頭に持ってきてはダメなので、「形式主語」を使います。

形式主語はそれ自体に意味はありません。

主語を空白にするわけにはいかないので、形を整えるために置いています。

この文では”It”が形式主語になっていますね。

マキ
マキ
“Whether”は”If”と同じように形式主語で表現してもOKだよ。

補語を作る(“Whether”:〇,”If”:×)

補語を作ることができるのは”Whether”のみです。

例文を見ていきましょう。

補語を作るときの例文

《日本語訳》

私の疑問は、彼がそれを理解したかどうかだ。

《英文》

My question is whether   he understood it.

My question is if he understood it.

“is”の前後を”=”で結ぶことができるのが補語の特徴です。

“If”が使えるか迷ったときは、”is”の部分を”=”で置き換えた時に文の意味が通るか確認してみましょう^^

このような場合、たとえ「~かどうか」という意味だとしても”If”を使うことはできません。

自分で文を作るときは”Whether”を使えば間違いないですが、テストなどでこういったひっかけが出てくる可能性もあるので、見分けられるようにしておくと便利ですね。

補語について、以下の記事で詳しく説明しているので、「目的語ってなんだろう?」と思ったらチェックしてみてください^^

【英語の5文型】特徴を知れば見分けやすい!初心者向けの超丁寧解説 英語の5文型って、難しそうで遠ざけている人も結構いるのではないでしょうか? それ、かなりもったいないです! なぜなら...

直後に”to+不定詞”を置く(“Whether”:〇,”If”:×)

“Whether”は直後に”To 不定詞”を置いて「~すべきかどうか」という表現を作ることができます。

例文を見ていきましょう。

直後に”to+動詞の原形”を置くときの例文

《日本語訳》

私は彼女にその秘密を打ち明けるべきかわからない。

《英文》

I don’t know whether to share the secret with her.

I don’t know if the secret with her.

“If”は直後に”to+動詞の原形”といった不定詞を持ってくることができないので注意が必要です。

“If”をつかって、「~すべきかどうか」と表現したいときは次のようにいくことができます。

I don’t know if I should share the secret with her.

マナブ
マナブ
この形なら、目的語を作っているからOKなんだね。

直前に前置詞を置く(“Whether”:〇,”If”:×)

“Whether”は直前に前置詞を置く表現ができますが”If”ではできません。

例文を見ていきましょう。

直前に前置詞を置くときの例文

《日本語訳》

その会社が方針を変更するかの議論はまだ決着していない。

《英文》

The discussion of whether  the company change their policy is still unsettled.

The discussion of if the company change their policy is still unsettled.

“whether”の場合は例文のように前置詞とくっついて主語の一部になれますが、”If”ではそれができません。

「~かどうか」という意味合いが主語になる文を作るときは”Whether”を使うのが無難そうですね。

直後に”or not”を付ける(“Whether”:〇,”If”:×)

“Whether”の直後に”or not”をつけることで、「~か、そうじゃないのか」というニュアンスを表現することができます。

例文を見ていきましょう。

直後に”or not”を付けるときの例文

《日本語訳》

私は彼に北海道出身なのかそうじゃないのかを尋ねた。

《英文》

I asked him whether or not he comes from Hokkaido.

I asked him if or not he comes from Hokkaido.

“If”を使う場合、直後に”or not”を持ってくることはできませんが、文の最後に”or not”をもってくることは可能です。

I asked him if he comes from Hokkaido or not.

これで同じようなニュアンスの文を作ることができます^^

「かどうか」を英語で表現するための練習問題

ここまで見てきたことを整理するために、練習問題を解いてみましょう!

問題を解いてみて、「ちょっと理解があいまいだな…」と思った部分が有ればそこを重点的に振り返ってみてください^^

【練習問題】”Whether”/”If”どちらが使える?

《問題》

次の文の空欄に当てはまるのは次のうちどれか答えてください。

a.”Whether”のみ / b.”If”のみ / C.どちらもOK

1. I wonder (        ) the time table has changed yesterday.

2. what we wanted to know most was (         ) he knew the truth.

3. (           ) you won’t come to see me is big issue for me.

4. The question of (          ) he can continue to play basketball is  not clear.

5. It doesn’t matter for me (           )you are rich.

6. I’m not sure (           )to accept his suggestion.

問題は解けましたか?

では、答えを見ていきましょう!

 

【解説】”Whether”/”If”どちらが使える?

1. I wonder (        ) the time table has changed yesterday.

《解答》

 C.どちらもOK

《日本語訳》

私は、昨日時刻表が変更されたのかな、と気になっている。

《解説》

()の部以下が”wonder”の対象となる目的語的な役割を果たしています。

“Whether”も”If”も目的語を作ることができるので、正解はC.どちらもOKです。

2. what we wanted to know most was (         ) he knew the truth.

《解答》

a.”Whether”のみ

《日本語訳》

私たちが最も知りたかったことは、彼が真実を知っていたのかどうかだ。

《解説》

この文は、主語:what we wanted to know mostと、()以下の文を”=”で結ぶことができます。

つまり、()以下は補語になるわけです。

“If”は補語を作ることができないので、正解はa.”Whether”のみです。

3. (           ) you will come to see me is big issue for me.

《解答》

a.”Whether”のみ

《日本語訳》

あなたが私に会いに来るかどうかは私にとって大きな問題だ。

《解説》

文頭に()が来ている時点で”If”を使うことはできません。

“If”を文頭に持ってくることができるのは、「もし~なら」という意味で使う場合のみです。

「~かどうか」という意味で使う場合は文の途中にしか来ることが無いので覚えておくと便利です。

4. The question of (          ) he can continue to play basketball is  not clear.

《解答》

a.”Whether”のみ

《日本語訳》

彼がバスケットボールを続けられるかどうかという疑問は、いまだ不透明だ。

《解説》

()の前に前置詞ofがあります。

前置詞の直後に置くことができるのは”whether”のみです。

5. It doesn’t matter for me (           )you are rich.

《解答》

 C.どちらもOK

《日本語訳》

あなたがリッチかどうかは私にはどうでもいい。

《解説》

形式主語を使った文です。

文頭に”It”を置くことで”If”も主語としての役割を果たすことができます。

“Whether”も形式主語の文で使うことができるので、正解はC.どちらもOKとなります。

6. I’m not sure (           )to accept his suggestion.

《解答》

a.”Whether”のみ

《日本語訳》

私は、彼の助言を受け入れるべきかどうかわからない。

《解説》

()のあとに”to+動詞の原形”が来ています。

直後に”to+動詞の原形”を置くことができるのは”Whether”のみです。

もし”If”で同じような表現を作りたい場合は、以下のように作ることができます。

I’m not sure if I should accept his suggestion.

いかがでしたか?

問題の選択肢に「”If”のみ」というものを入れていますが、実際は”If”だけが許される表現はありません。

「~かどうか」と表現したい場合は圧倒的に”Whether”の方が使える範囲が広いですね。

“If”はどちらかというとカジュアルな表現で、”Whether”が丁寧な表現という違いもあります。

ここでしっかり違いをクリアにしておけば文を作るときも読むときも迷わなくて済むので楽ちんです♬

間違えたところは何度でも復習してみてください^^

【最後に】「かどうか」という表現を作りたいなら”Whether”を使うのが無難!

いかがでしたか?

今回は、「~かどうか」という表現をつくる単語”Whether”と”If”について、それぞれの使い方の違いを紹介しました。

記事の冒頭でもお伝えした、次の表を頭に入れておくと文を作るときも読むときもとてもスムーズにいくはずです。

“Whether”/”If”が使える条件
条件 Whether If
目的語を作る
主語を作る
補語を作る
直後に”to+不定詞”を置く
直前に前置詞を置く
直後に”or not”を付ける

「~かどうか」という表現をしたい場合は”Whether”を使った方が安全ということもわかったかと思います★

“If”を「もし~なら」と訳す時と「~かどうか」と訳す時のルールは以下の記事で紹介しています。

“If”の使い分けは結構混乱しやすいのでぜひチェックして整理してみてください^^

"If"を名詞節として使うなら!正しい訳し方と使い方のコツを解説 この記事では、名詞節の"If"を会話や文章で上手に使うための大切なポイントをギュギュっと丁寧にお伝えします! 副詞節のIf...

 

似たような表現でどちらを使えばいいんだろう…と思うものって英語を勉強していると他にもたくさん出てくるような気がします。

一つずつこのサイトで解説していくので、一緒に楽しみながら学んでいけたらうれしいです♬

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