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人称代名詞とは?主格・目的格・所有格をわかりやすく解説

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マナブ
マナブ

……「人称代名詞」とは…?

どんな代名詞でどうやって使うのか整理したい!

「人称代名詞」というと、”I, my, me, mine…?????”たくさん覚えなきゃいけなくて大変ですよね💧

今回は、記憶に残りやすいよう情報を整理して、人称代名詞の「考え方」と「使い方」をご紹介していきます。

丸暗記の苦しさとはこの記事でサヨナラしましょ~👋✨

この記事の参考文献

人称代名詞とは何か!見分け方と役割を解説

「人称代名詞とは一体何なのよ…」という疑問を1から解説していきます^^

まず大前提として、「代名詞」とは何かサラっと触れますね。

代名詞とは、あらゆる名詞を指し示すために使います。

会話や文章で既に出てきた言葉はよく代名詞を使って表現していませんか

日本語で考えると以下の太字部分が代名詞です。

代名詞の例(日本語)

マキ → 

マキとマキの友達 → 私たち

さつきちゃん → あなた、彼女

パン,ミルク → それ

代名詞の例(英語)

マキ → I

マキとマキの友達 → We

さつきちゃん → You, She

パン,ミルク → It

個別の名前がついているものをまとめて指すときに使うのが「代名詞」ということですね。
日本語で言うところの「これ、それ、彼女、あなた」などです👍

「代名詞」というものがどんな働きをするのかはイメージが付きましたか?

それではここから、「人称代名詞」の説明に入っていきます。
ゼロからでもわかるよう丁寧に説明していきますね☺

人称代名詞、「人称」の意味

「人称」と書いてあると、人に対する代名詞のみを指すように感じますが、実際はそうではありません。

モノに対して使う”it”も人称代名詞の仲間です。

では、「”人称”って何なの~?」って話ですよね。

人称代名詞には「1人称」、「2人称」、「3人称」の3種類があります。

それぞれが何を指し示すのか1つずつ見ていきましょう(^^)/

1人称が指すもの
  1. 私=”I
  2. 私たち=”we
2人称が指すもの
  1. あなた=”you
  2. あなたたち=”you
3人称が指すもの
  1. 彼=”he
  2. 彼女=”she
  3. それ=”it
  4. 彼ら/彼女ら/それら=”they

「3人称はたくさんあるから覚えるのが大変…」と思わなくても大丈夫です!

“I”,”we”,”you”以外は全て3人称と覚えておけば解決します👌

ここまで説明してきたことを一覧表にして整理しました^^

人称代名詞の一覧表
人称 意味 英語
1人称 単数 I
複数 私たち we
2人称 単数 あなた you
複数 あなたたち
3人称 単数 he
単数 彼女 she
単数 それ it
複数 彼ら/彼女ら/それら they

 

ここまでなら、日本語のルールと変わらないので理解しやすいのですが、ここから英語独特のルールについてお話しすることになります。

ご存じの通り、人称代名詞は形が変わりますよね。

I, my, me, mine“というやつです(;’∀’)

「形が変わる」というのが人称代名詞の一番肝心なポイントなので、丁寧に説明していきます👍

代名詞の形が変わる!日本語には無い「人称代名詞」の考え方

人称代名詞は、文中の役割によってその形を変えます。

“I”で表現できない内容は、形を変えて”my”や”me”を使って表現するわけです。

日本語では”I”=”私”はずっと変わらず”私”ですよね。

日本語は”私”という代名詞の後の助詞を変えることで内容の変化を表現しています。

まずは日本語の例文を3つ見てください^^

日本語の代名詞の活用
  1. その絵を描きました。
  2. それは私絵です。
  3. その絵は私有名にしました。

①は「主語」、②「所有」、③「目的」を表しています。

日本語は、代名詞そのものでなく、「代名詞の後の助詞」が変わることで内容の変化を表現しているのがわかります。

英語は日本語の様に助詞が無いため、代名詞そのものの形を変えて内容の違いを表現します。

助詞を変えることで内容の変化を表す日本語と、代名詞そのものの形を変えて内容の変化を表す英語。

変えるものは違っても、変化を付けているのは同じです^^

英語だけが特別難しいわけではないので、リラックスして身に付けていきましょ~(*´з`)

上記の例文を英語にすると、以下の様な文になります。

英語の人称代名詞の活用
  1. I draw this picture.
  2. This  is my picture.
  3. This picture made me famous.

“I”,”my”,”me”と形が変わっているのが分かります。

①の例文の様に、主語としての使い方を「主格」と言います。

②の例文の様に、所有しているという内容を表す使い方を「所有格」と言います。

③の例文の様に、動作の対象や目的を表す使い方を「目的格」と言います。

それぞれの人称代名詞は上記3つの使い方によって形が変わります。

では、1人称、2人称、3人称それぞれにどのような変化をするか見ていきましょう(^^)/

1人称の「主格」・「所有格」・「目的格」

ここからは、それぞれの人称の変化の一覧と、例文を紹介していきます。

1人称の変化は次の通りです☝

1人称の代名詞の変化
人称 意味 主格 所有格 目的格
1人称 単数 I my me
複数 私たち we our us

 

【主格】の例文

《日本語》そのリンゴを食べました。

《英語》I ate this apple.

【所有格】の例文

《日本語》それは、私リンゴです。

《英語》this is my apple.

【目的格】の例文

《日本語》彼は私そのリンゴをくれました。

《英語》He gave me this apple.

2人称の「主格」・「所有格」・「目的格」

2人称の代名詞の変化
人称 意味 主格 所有格 目的格
2人称 単数 あなた you your you
複数 あなたたち
【主格】の例文

《日本語》あなた(あなたたち)そのリンゴを食べました。

《英語》You ate this apple.

【所有格】の例文

《日本語》それは、あなた(あなたたち)リンゴです。

《英語》this is your apple.

【目的格】の例文

《日本語》彼はあなた(あなたたち)そのリンゴをあげました。

《英語》He gave you this apple.

“you”には、「あなた」、「あなたたち」の他に「(あなたも私も含めた)みんな」という意味もあります。

マキ
マキ
「総称のyou」なんて言ったりするよ。
総称のyouの例文
  • The bus takes you to city center.(このバスは市の中心地へ行きます)
  • You have to take your shoes in this area.(ここでは靴を脱ぐ必要があります)
  • If you play with fire, you’ll get burned.(火遊びすればやけどする:英語のことわざ)

上記で紹介した文は、特定の「あなた」を指し示して内容を伝えているわけではありませんよね。

読んだ人すべてに当てはまるものです。

このような表現は論文やことわざ、広告や日常会話など、あらゆる場面で使われるので覚えておくと便利です♬

3人称の「主格」・「所有格」・「目的格」

3人称の代名詞の変化
人称 意味 主格 所有格 目的格
3人称 単数 he his him
単数 彼女 she her her
単数 それ it its it
複数 彼ら/彼女ら/それら they their them
【主格】の例文

《日本語》彼らそのリンゴを食べました。

《英語》They ate this apple.

【所有格】の例文

《日本語》それは、彼らリンゴです。

《英語》this is their apple.

【目的格】の例文

《日本語》彼は彼らそのリンゴをあげました。

《英語》He gave them this apple.

人称代名詞の変化形を全てまとめておさらい

「1人称」、「2人称」、「3人称」すべての変化を見てきたところで、すべての表をまとめましょう^^

人称代名詞の変化一覧
人称 意味 主格 所有格 目的格
1人称 単数 I my me
複数 私たち we our us
2人称 単数 あなた you your you
複数 あなたたち
3人称 単数 he his him
単数 彼女 she her her
単数 それ it its it
複数 彼ら/彼女ら/それら they their them

 

これで人称代名詞の変化の一覧表が完成しました(*’▽’)

文中の人称代名詞がどのような使われ方をしているか注目すると、だんだんと自然に適切な変化形を選べるようになるはずです✌

短い文で十分なので、どんな場面で人称代名詞が使われているかチェックしてみてください^^

練習問題

人称代名詞の特徴や変化する理由はスッキリ頭に入ったでしょうか?(*’ω’*)

もちろん、すぐにすべての変化形を覚えられるわけではないと思うので、変化形自体の暗記は少しずつ文を読んだり問題を解く中で定着させてください♬

頭を整理するために何問か練習問題を用意しました。

練習問題

()に、正しい形の人称代名詞を入れてみてください^^

1.彼は運転が得意だ。
() is good at driving.

2.私はこのメールをあなたたちに送ります。
ーI will send () this e-mail.

3.昨日、電車の中で私は本を読んだ。
() read a book in the train yesterday.

4.彼らの協力が無ければ私は成功できなかった。
ーWithout () help, I couldn’t succeed.

5.それの良い点を私に教えてもらえますか?
ーcould you tell me what is () good point?

全ての問題を解き終わりましたか?

それでは解答をお伝えします。

練習問題の解答

1.彼は運転が得意だ。
(He) is good at driving.

2.私はこのメールをあなたたちに送ります。
ーI will send (you) this e-mail.

3.昨日、電車の中で私は本を読んだ。
(I) read a book in the train yesterday.

4.彼らの協力が無ければ私は成功できなかった。
ーWithout (their) help, I couldn’t succeed.

5.それの良い点を私に教えてもらえますか?
ーcould you tell me what is (its) good point?

いかがでしたか?

もし今回間違えた問題があったら、その人称代名詞を使った文を色々見てみることをおススメします。

例えば”their 例文“などとGoogleで検索すれば、”their”を使ったいろいろな例文を見つけられます^^

所有代名詞と再帰代名詞も覚えておくと便利!

人称代名詞の整理が出来たら、あと2つプラスで知っておくと便利です!

疲れてしまっていたらここまでで十分ですが、また余力が残っていれば一緒に見ていきましょう(*’▽’)

所有代名詞とは

~のもの」と訳す代名詞。

:This apple is mine.(このリンゴは私のものです。)

 

マキ
マキ

学校で”I”, “my”,”me”,”mine”と覚えるよね。

mine“が1人称の所有代名詞にあたるよ。

所有代名詞も人称ごとに違うので、一覧表に追加して整理していきましょう👍

人称代名詞の変化一覧(所有代名詞追加)
人称 意味 主格 所有格 目的格 所有
代名詞
1人称 単数 I my me mine
複数 私たち we our us ours
2人称 単数 あなた you your you yours
複数 あなたたち
3人称 単数 he his him he’s
単数 彼女 she her her her’s
単数 それ it its it なし
複数 彼ら/彼女ら/それら they their them theirs

 

“it”は所有代名詞がありません。

「それのもの」ってなんだか抽象度が高すぎて表現としておかしいですよね。

なにか「”it”に相当する単語のもの」と表現したいなら、”apple’s flavor(リンゴの香り)”のように、”名詞’s”で表現してください(^^)/

再帰代名詞とは

~自身」と訳す代名詞。

例:I gave myself an apple as a reward.(ご褒美として自分自身にリンゴをあげた)

「私自身がやりました」と強調したいときによく使われる代名詞です。

再帰代名詞まで追加した一覧表を最後に付けておきます。

これで人称代名詞(+所有代名詞+再帰代名詞)が出そろいました👏

あとは英語に触れていく中で使い方に少しずつ慣れていってください✨

人称代名詞の変化一覧(再帰代名詞追加)
人称 意味 主格 所有格 目的格 所有
代名詞
再帰代名詞
1人称 単数 I my me mine myself
複数 私たち we our us ours ourselves
2人称 単数 あなた you your you yours yourself/
yourselves
複数 あなたたち
3人称 単数 he his him he’s himself
単数 彼女 she her her her’s herself
単数 それ it its it なし itself
複数 彼ら/彼女ら/それら they their them theirs themselves

 

複数形の表現では、”self“→”selves“と複数形に変化します☝

頭の中に定着するまでは何度でもこの表をチェックして、少しずつ慣れていってください(*´з`)

この表をいっぺんに丸暗記するというよりは、いろいろな英文や問題に触れながらその都度使われている人称代名詞をチェック方が覚えやすいと思います👍

【最後に】人称代名詞は英語の必需品。たくさん触れて吸収しよう

いかがでしたか?

今回は人称代名詞についてご紹介しました。

英語は、主語や目的語を省略して文を作ることは原則できません。

そのため、英語に触れるということは必ず人称代名詞に触れることになります。

英語の必需品である人称代名詞が理解できると、少しずつ英語のしくみが分かってくるはずです(^^)

たくさん英語に触れて、理論的にも感覚的にも人称代名詞を自分のものにしていってください✨

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