“可算名詞”と”不可算名詞”の違いと見分け方を説明するよ!
日本語には無い考え方だから、これをマスターできると一歩英語脳に近づくはず^^
見分けるルールを理解すれば、可算名詞か不可算名詞かグッと判断しやすくなるのでぜひチェックしてみてね。
- 可算名詞と不可算名詞の表現の違い
- 可算名詞と不可算名詞の見分け方
- 不可算名詞となる単語の例
- 例外的な可算名詞、不可算名詞の表現
▼参考文献はコチラ▼
可算名詞と不可算名詞では何が違う?表現の違いを解説
可算名詞と不可算名詞の大きな違いは複数形と単数形を区別できるかどうかです。
◆可算名詞
複数形と単数形を区別できる。◆不可算名詞
複数形と単数形を区別できない。「区別する」というのは、”単数”と”複数”で表現法に違いがあるということです。
可算名詞では”単数”と”複数”で表現が違います。
一方不可算名詞では”単数”と”複数”で表現を変えることはありません。
下の表を見るとわかりやすいです。
単数 | 複数 | |
可算名詞 | a pencil | 2 pencils |
不可算名詞 | information(単数/複数の区別が無い) |
可算名詞と不可算名詞の違いがわかりましたでしょうか?
ここまで理解できると、「じゃあ、どんな名詞が可算で、どんな名詞が不可算なの?」という疑問がわいてきますよね。
可算名詞と不可算名詞を見分けるポイントを次の項目で説明していきます^^
可算名詞と不可算名詞を見分けるポイントを図で解説
可算名詞と不可算名詞を見分けるには、不可算名詞になる名詞の特徴を抑えるのがポイントです。
不可算名詞の特徴を把握できれば、それ以外は可算名詞と考えればOK!
まず、具体的に形をイメージできないものは不可算名詞になると考えてOKです。
具体的に形をイメージできない名詞の例
目に見えないもの | 形をとらえ られないもの |
多くのものを ひとまとめにしたもの |
切ってもOKなもの |
advice (助言) |
snow (雪) |
dessert (デザート) |
butter (バター) |
information (情報) |
gasoline (ガソリン) |
baggage (荷物) |
bread (パン) |
air (空気) |
oil (油) |
money (お金) |
meat (肉) |
knowledge (知識) |
water (水) |
furniture (家具) |
wood (木) |
help (助け) |
milk (ミルク) |
rubbish (ゴミ) |
cotton (綿) |
baggageは、日本語では荷物という1つの単語のように感じますよね。
でも英語のニュアンスだと、「小さなポーチや大きなバックパックなど、たくさんのカバンを集めてひとまとめにしたもの=荷物」と考えるんです。
だから、luggageを指さしてこれだということはできないんです。
あのカバンも、その服も、そのポーチもまとめたものがluggageだからです。
「切っても大丈夫」というのは、食材や素材に多く適用されます。
バターはナイフですくってパンの上にのっけても当然バターですよね。
砂糖も角砂糖を割っても砂糖は砂糖です。
こういったものは形を1つに特定できないですよね。だから不可算名詞になるんです。
不可算名詞になる4つの特徴を覚えておけば、1つ1つの単語を覚えなくてもイメージがつかめるのでかなり便利ですよ^^
次の項目では4つの特徴それぞれの代表的な単語をご紹介します。
1つ1つの単語を無理やり覚える必要はありませんが、4つの特徴に当てはまる単語に目を通しておくとよりイメージが付きやすいので、ぜひチェックしてみてください♬
代表的な不可算名詞
目に見えないものと形をとらえられないものはどちらにも属する場合があります。
(例えばガスって透明だったら目に見えないし形をとらえられないですよね。)
厳密にどちらに属するかはそこまで重要ではないので、どちらか自分の覚えやすいほうに当てはめて考えてみてください^^
目に見えないから不可算名詞となる単語
目に見て形を触れないものは基本的に不可算名詞となります。
よりイメージしやすいように細かく分類できる部分は分類してご紹介しますね。
◆information(情報)
◆news(ニュース)
◆guidance(ガイダンス/案内)
◆rumor(噂)
◆air(空気)
◆ gas(ガス)
◆steam(蒸気)
◆oxygen(酸素)
◆mood(気分)
◆ happiness(幸せ)
◆fear(恐れ/苦痛)
◆interest(興味)
◆behavior(ふるまい)
◆help(助け)
◆advise(助言)
◆violence(暴力)
◆blame(非難)
◆sleep(睡眠)
形をとらえられないから不可算名詞となる単語
目には見えるけれど、形を1つにしぼることができないものは不可算名詞に分類されます。
◆water(水)
◆tea(お茶)
◆milk(ミルク)
◆coffe(コーヒー)
◆gasoline(ガソリン)
◆vinegar(酢)
◆snow(雪)
◆rain(雨)
◆thunder(雷)
◆sunset(夕日)
多くのものをひとまとめにしているから不可算名詞となる単語
◆baggage/luggage(荷物)
◆money(お金)
◆furniture(家具)
◆trash/rubbish(ゴミ)
◆stuff(材料、原料/ばくぜんとした”もの”)
切ってもOKなものだから不可算名詞となる単語
◆wool(羊毛)
◆clay(泥)
◆wood(木)
◆gum(ゴム)
◆butter(バター)
◆bread(パン)
◆sausage(ソーセージ)
◆cheese(チーズ)
いかがですか?なんとなくイメージがつかめたでしょうか。
ここまでしっかり頭に入れれば可算名詞と不可算名詞はほとんどマスターしたといっても良いと思います^^
ただ、最後にもう一つお伝えしたいことがあるのです…!
それは、「可算名詞と不可算名詞は結構フレキシブルに入れ替わる」ということです。
実は、不可算名詞なのに可算名詞にすることができるケースがあるんです。
この次はそんなちょっと例外の表現をご紹介します。
“可算名詞”,”不可算名詞”のちょっと例外的表現
可算名詞なのに”a”や”s”を付けない表現
次の2つの状況の場合、可算名詞でも”a”や”s”を付けずに不可算名詞的な表現をします。
- 具体的な物体をイメージできないとき
- 目的をあらわすとき
「可算名詞なのに具体的な物体をイメージできないなんてあるの?」と疑問に思うかもしれません。
これは特に食材に多いです。
キャベツを例にしてみしょう。
丸ごと1つのキャベツをイメージして、「キャベツをひとつ買いたい」というのであれば「I want to buy a cabbage.」と言えます。
では、「私はキャベツがキライだ」だったらどうでしょう?
この人は「目の前にあるキャベツがキライ」なのではなく、キャベツの入ったお好み焼きも、ロールキャベツもコールスローサラダもきっと嫌いですよね。
こういった、1つの物体としてのキャベツではなくてあらゆるものになり得るキャベツという存在について話したい場合は可算名詞でも不可算名詞的に表現します。
可算名詞を使って目的を表す場合も不可算名詞的に表現します。
例えば「go to bed」という表現。
「眠る」という意味ですよね。
これを「go to a bed」とは言いません。 bedとは、特定の1つをイメージしていってるのではなく、寝るための場所へ行くという意味で使っているからです。
どこの誰のbedか、とかはどうでもいいわけです、この場合は。
このように1つのものを特定してイメージしない場合は可算名詞でも不可算名詞のように表現します。
なので、可算名詞に”a” や”s”が無い場合は上で説明した2つのどちらかの状況かな?と考えてみると意味が取りやすくなるかもしれません。
不可算名詞なのに”a”や”s”を付ける表現
次のような場合に、不可算名詞に”a”を付けて可算名詞的に表現します。
- 話し手がその名詞について具体的なイメージ持っている
よくある例文に「May I ask you a favor?」というものがあります。
これは、「ちょっとお願いしても良いですか?」という意味です。
“favor:親切”は基本的には不可算名詞です。
でも、「ちょっとお願いしていいですか?」と聞いてきた人は、きっとお願いしたい内容を具体的にイメージしてますよね。
「窓を開けてください」「アンケートに答えてください」「その箱を取ってください」などなど…。
このように話し手が具体的に内容をイメージしているときは不可算名詞でも”a”や”s”をつけて表現します。
【最後に】”不可算名詞”になる単語の特徴を知っておくと区別しやすい
いかがでしたか?今回は、”可算名詞”と”不可算名詞”の違いと、それぞれの見分け方をお伝えしました。
どんな単語が不可算名詞になるかを把握しておくと、覚えていない単語でも”可算”か”不可算”か推測できるのですごく便利です★
1つ1つの単語をやみくもに覚える前にぜひチェックしてみてくだい^^
- 目に見えないもの
- 形をとらえられないもの
- 多くのものをひとまとめにしている
- 切ってもOKなもの
こういった英語独特の表現をマスターできると、英語の面白みもわかってきます。
こういう表現の仕方、日本と違うなあなんて思いながら可算名詞と不可算名詞の表現を楽しんでみてください^^
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