Step1-勉強前の事前準備①：目標・自分の実力を明確にしよう
英語の勉強を始める前に、まずは事前準備が必要です。
何も準備をしないままいきなり山へ登りに行ったら、きっと遭難したりケガをして最後まで登りきることは難しいですよね。
英語も全く同じです。英語を勉強するモチベーションや環境を事前にどれだけ準備できるかがその後の成果に大きく関わってきます！
英語を使ってどんな姿になっていたい?ワクワクする目標を決める
まずは目標を設定しましょう。目標は、それを叶えたとき自分がワクワクするものにしましょう。
これ、とても大切です。人は、自分にとってメリットのあるものに向かって行動する生き物です。楽しみがあるからそれに向けて頑張れるわけですね。
反対に、目標自体に自分がワクワクできなければ結局行動に移せないか、途中で挫折しやすくなります。
具体例を挙げると、
①夏までに5kg痩せる
→5kg痩せるということ自体にワクワクする？？？？
②今年の夏は、かわいい水着買ってプールにたくさん行く！！
→よーし、そのためには5kg痩せよう！
②のほうが圧倒的にワクワクしますよね。なんだか頑張れる気がします。英語の目標設定も同じです。思いっきり自分がワクワクする姿を思い浮かべましょう！
自分の実力を正確に把握する
自分の目標が定まったら、今度は自分の実力を把握します。
例え目標地点が明確にわかっていても、自分がいる位置がわかっていなければ、その目標地点までまっすぐ行けばいいのか、右に行けばいいのかすらわかりません。
今自分がいる地点＝実力を正確に把握することは、目標への正しいルートを見つけ出すためにとても重要なのです。
実力は、試験のスコアがあると把握しやすいです。客観的なデータから自分の得意・不得意分野を割り出しましょう。
特におすすめなのはTOEICです。TOEICは総合的な基礎力を鍛えられるうえ、日本での就職・転職の際とても注目されているテストです。受験することで会社へのアピールにもなるのなら一石二鳥ですよね。
目標を達成するためにどんなスキルを伸ばす必要があるか考える
ゴール地点（目標）と出発地点（実力）がわかったら、次はルートを考えましょう。
目標へ向かって極力まっすぐ進んでいくルートがいいですね！
自分が苦手なスキルや、目標を達成するために必要なスキルを洗い出しましょう。
どうやって洗い出したらわからないよ…という方は、プロの力を借りるのもオススメです。
最近では英語学習をするためのコンサルタントをしてくれるサービスもあり、自分に合った勉強方法をプロと一緒に見つけることができますよ。
Step2-勉強前の事前準備②：勉強スケジュールを立てよう
するべきことが明確になったら、次は勉強のスケジュールを決めていきましょう。期限を定めることで「やらなくちゃ！」という気持ちが芽生えます。
目標の姿をいつまでに手に入れるか決める
Step1で決めた目標をいつまでに達成するか決めましょう。
- 3か月後に海外転勤が控えているのでそれまでに…
- 2年間しっかり勉強して、2年後には…
といったように、自分のライフスタイルに合わせて期限を設定しましょう。
そして、一度設定したらその期日までは全力で目標が達成できるように取り組みましょう。
もし期限までに目標が達成できなくても大丈夫です。また新しい期限を設定して挑戦していきましょう！
1週間の勉強スケジュールを決める
大きな目標を達成する期限を決めたら、次は日々のスケジュールを考えましょう。
- 期限までに目標を達成するためには日々何時間勉強する必要がある？
- どんな勉強を何分する？
こういったことを考えていきましょう。
スケジュールを作るときのポイントは、
- 実現可能なものにする
- 毎日同じ時間に勉強の予定を入れる
- 10分単位でも勉強できそうなら予定を入れる
あまりに厳しいスケジュールでは、結局苦しくなって途中で挫折してしまいます。目標にもよりますが、基本的に2～3時間を目安に設定しましょう。
また、毎日同じ時間に勉強のスケジュールを入れると、勉強することを習慣化しやすくなるのでおススメです。
お昼ご飯後の20分、通勤中の30分など、細かい時間もスケジュールに入れて、1日の勉強時間を確保しましょう！
Step3-まずは基礎固め。単語力と基本文法力を鍛えよう
しっかり事前準備ができたら次は基礎固めです。
単語と文法は、どんな英語スキルにも通ずるとても重要で基本的な能力です。まずはここを鍛えていきましょう。
意味の分かる単語を1つでも増やす
知っている単語が多ければ多いほど、その後の勉強が楽に、楽しくなります。以下の2つのポイントを意識してどんどん英単語を自分の中に取り込みましょう！
- 英単語を見たら、0.1秒で日本語訳を答えられるようにする
- 覚えたい単語は、月に6回以上触れる
英単語を見たとき。「う～ん…。」と考えてから正解が出るのではまだ自分の中に単語が定着していない証拠です。英単語を見た瞬間、正解が言えるくらいに自分の中に単語を定着させましょう。
また、単語が覚えられないという悩みの大きな理由の1つは触れる機会の少なさです。
たくさん目にする単語は自然に記憶として定着していきます。例えば、
1日に覚える単語を10単語選び、それを5日分作ります。6日目からは、1日目～5日目に選んだ単語を繰り返し復習していきます。
1月が約30日なので、1か月後には6回程度覚えたい単語に触れられます。
1日に覚える単語を20単語に出来るのであれば、1月に100単語覚えられることになりますね！
楽しく文法を学ぶ
文法は、英語を理解するためのルールです。このルールをしっかり理解できているかが、その後の英語スキルの成長に大きく関わっています。
リスニング/リーディング/ライティング/スピーキング どれをとっても文法の知識があってこそ理解し、発信できるものばかりです。勉強し始めの時はしっかりと文法の基礎を身に着けたいですね。
「とはいえ文法って小難しくて楽しくないな…」そう思ってしまいがちなのもよくわかります。少しでも楽しく文法を身に着けることができるよう、教材には工夫したいものです。
最近ではyoutubeでも中学校～高校の基本文法をわかりやすく教えてくれるものがあるので、そういったものを取り入れてみましょう。
また、高校までの文法をある程度マスターしている方はスタディサプリEnglishのTOEIC対策講座がオススメです。
神授業でおなじみの関先生の授業はわかりやすく、楽しく文法を学ぶことができますよ！
Step4-徹底的にインプット（リーディング/リスニング）しよう
初心者の人は特に、話したり書いたりするより先に読んだり聞いたりする練習をしてみましょう。
インプットした情報がきちんと理解できて初めて発信することができるので、総合的な理解力は高めたいものです。
それに、インプット時に声を出して練習すれば、それがそのままアウトプットにも役立ってきます。
最初はリーディングに取り組むのがオススメ
インプットの中でもリーディングは、その他のスキルを大きく成長させるために重要な役割を果たします。
リーディングは、言葉の意味や文章の構造を理解するのにとても向いています。そしてこの能力はリスニングにも大きな効果を発揮するのです。
リーディングの能力次第でリスニングの能力が頭打ちになってしまうというのはよく聞きます。結局、英文を理解する力を養っていないと、いくら音を聞き取ることができても内容を理解することは難しいということですね。
TOEICのスコアアップを目指してインプット力を鍛える
インプットを鍛えるためにTOEICの勉強をするのはとても効果的です。
まず、何か目標があった方が勉強のモチベーションが上がります。そして、出題されるテーマが生活や仕事に密着している分親しみがあって取り組みや点もオススメのポイントです。
今現在TOEICのスコアを持っていない人やTOEIC700点以下の人は特に、TOEICでのスコアアップをすることで英語力の基礎を鍛えることができますよ！
私のオススメサービスはスタディサプリのパーソナルコーチプランです。塾より圧倒的に安く高品質なサービスを受けられるので、短期集中でスコアアップが目指せます。
Step5-徹底的にアウトプット（ライティング/スピーキング）しよう
ここまできたら、最後はどんどん発信していきましょう！Step1-Step5を丁寧にしてきた人なら、しっかりと力がついてきているはずです。
実践の場でたくさん練習することで少しずつ「英語を発信する」感覚を手に入れましょう。
日常の中に英語を混ぜ込もう
生活の中で、英語を使うチャンスを増やしましょう。例えば、
- 目についたものを英語で言ってみる
- 1日の初めに、予定を英語で話してみる（書いてみる）
- 1日の終わりにその日の出来事や感じたことを話してみる（書いてみる）
といったことをしてみましょう。インプットするだけで終わっていては「理解できていても発信できない」という悩みが生まれてしまいます。
日々の小さなことから自分の言葉を英語に変換する習慣が付けられるといいですね。
英会話教室や国際交流イベントで、意識的に英語と触れる機会を増やそう
ただ発信するだけではなく、だれかと英語でコミュニケーションを取りたい…そう思っている方が大半だと思います。
英語でのコミュニケーションを練習したいなら、そういう場に参加しましょう。文章でのやり取りを上達させたい場合は、英語勉強のアプリで友達を探すことも可能です。
会話中心に上達したいと考えている人は、積極的に国際交流イベントや英会話教室に参加しましょう。
最近の少人数制英会話教室では、意識の高いビジネスマンが通っていることも多くあります。ただ単に英語を勉強するだけではなく、異業種交流ができ、自分の視野が広まることもありますよ。
最後に
いかがでしたか？
英語の勉強にも効率的なルートがあるということがおわかりいただけましたでしょうか。
- 目標を設定し、自分の位置（実力）を把握する
- 目標達成の期限を定め、日々のスケジュールを作る
- 単語・文法をおさえる
- リーディング中心にインプットする
- 積極的に発信できる環境を作る
こうした工夫で、忙しい社会人でも効率よく英語を勉強することができます。
一つ一つのステップを丁寧に行動して、素敵な英語ペラペラ社会人を目指しましょう！
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