たまに、「TOEICでスコアを上げても英語力は上がらない」なんて聞くことがあります。
TOEICを頑張っている、もしくは頑張ろうとしているときにそんなことを聞いちゃうと、不安になってしまう人もいるかもしれません。
でも安心してください。この記事を読めばその不安は解消されますよ^^
- 「TOEICと英語力は関係ない」と誤解される理由
- TOEICと英語力の大切な関係性
- TOEICスコアと英語力の相関関係の目安
- 英語力アップへの黄金ルート
「TOEICと英語力は関係ない」と誤解される理由
「TOEICと英語力は関係ない」と誤解される理由は、TOEICで伸びる英語力と、一般的に「英語力」と聞いて思い浮かぶものにギャップがあるからです。
英語力には「話す力」だけでなく、「聴く力」「読む力」「書く力」が含まれます。
TOEICではそのなかで「読む力」と「聴く力」がかなり育つんです。
- 英文を読んで内容理解する力(リーディング)
- 英文を聞いて内容を理解する力(リスニング)
確かにTOEICを勉強すればペラペラに話せるようになるわけではありません。
TOEICで高得点を取ることだけを頑張った人を見ると、英語を流暢に話せない人も結構いるので、「英語力が育ってないんじゃない⁉」という誤解が生まれるのだと思います。
そもそもTOEICはリーディングとリスニングのテストですからね^^;
でも実は、TOIECを勉強すると「書く力」「話す力」にもいい影響を与えるんです。
TOEICが「書く力」「話す力」に影響を与える理由
TOEICが「書く力」「話す力」に影響を与える理由は2つあります。
- 全てに役立つ英語の基礎力が育つ
- 基礎があるから会話の練習が定着しやすい
全てに役立つ英語の基礎力が育つ
TOEICは基本的に高校卒業までの文法力と日常生活・一般的なビジネスで使える単語を使用しています。
つまり、一番基礎的な部分から問題が出題されているわけです。
基礎から出題されるのだから、当然TOEIC対策をすれば基礎が身に付きますよね。
- 英語の基礎は「文法」と「単語」
→TOEIC対策をすればこの2つを育てることができる♬
そしてお分かりの通り、英語の基礎力は「聴く力」「読む力」「書く力」「話す力」すべてに絶対的に必要です。
この基礎力を抜きにして「書く力」「話す力」は育ちません^^
基礎があるから会話/作文の練習が定着しやすい
基礎力の有無は会話練習の成長スピードに大きくかかわります。
一般的に、会話練習では瞬間英作文をよく利用します。
日本語の文を瞬時に英語で話せるようにフレーズを暗記する練習方法です。
市販のフレーズ集を使います。
とても効果的な練習方法ではありますが、この練習の注意点は「丸暗記の難しさ」です。
脳は大人になればなるほど「丸暗記」が苦手になります。
反対に、頭でちゃんと理解したものは記憶として定着しやすくなるのです。
- 会話練習で必要な「フレーズの丸暗記」は基礎力があったほうが覚えやすい
→TOEICで基礎力を上げることは記憶力向上にもつながる
TOEIC対策に興味が出てきた!という人はこちらの記事もおススメです。
そもそも英語力が高ければTOEICで高得点が取れる
そもそもなのですが、英語力が高い人は基本的にTOEICで高得点が取れます。
使われている単語も文法も極端に難易度が高いものがないからです。
ネイティブレベルで会話ができる人なら800点は軽く超えてくるはずです。
確かに、TOEICの点数が高くても英語力(の中の話す力)が低い人はいます。
でも、総合した英語力(読む・聞く・書く・話す)が高いのにTOEICのスコアが低いなんてことは考えずらいんです。
そう考えると、TOEICで高いスコアを出せていないうちは「まだまだ英語力を育てる必要があるんだな」という一つの指標になりますよね^^
- 総合した英語力が高い人はTOEICでも高いスコアを出せる
→TOEICのスコアが英語力の一つの指標になり得る。(スコアが低いということはまだまだ英語力を伸ばす必要がある)
TOEICスコアと英語力の目安を紹介
実際に、TOEICで何点取ったら何ができるの?っていうのは気になるところですよね。
公式HPを基に各スコアでどんなことができるのかをまとめました。
(参照:TOEIC公式HP)
まだまだ英語の初歩段階です。
知っている単語を拾って、入国審査や空港での手続きは何とか理解できそうです。
また、”How are you?”などの簡単な挨拶の質問は何とか理解できるでしょう。
自分の業務のことや、電話での応対はまだ難しく理解ができません。
395点までの能力に加えて、商談相手が話すスモールトークも何とか理解できるようになります。
※スモールトークとは、商談前に話す天気や最近の小さな出来事についての話。
また、次回のミーティングがいつに設定されたかや、留守電に残されているメッセージの趣旨など比較的重要なことも何とか理解できるようになってきます。
500点まで来ると、”How are you?”といった簡単な挨拶の質問は自然に理解できるようになってきます。
また、自分の業務についての説明を何とか理解できるようになったり、電話の取次ぎが何とかできるようになります。
少しずつ業務でも使える英語力が育ってきたと実感できる段階です。
早く話す人たちの英語がうまく聞き取れずにもどかしい思いもしたけど、しっかり生活はできたし楽しく過ごせたのでこのレベルでの海外挑戦はイケると思う!
むしろ自分のできなさが良いモチベーションになって、帰ってから英語の勉強をさらに頑張れたな♬
600点は、履歴書で書ける最低限のレベルだとよく言われますね。
このころになるとゆっくりとした挨拶や道順は理解できるようになっていますし、入国審査などにも困らなくなるでしょう。
またビジネスにおいての商談相手の細かな説明や、ニュース番組でのニュース項目をなんとか理解できるようになってきます。
1対1での会話だけでなく、複数人での会話やプレゼンテーションのような形式でも少しずつ理解できる内容が増えている段階です。
この時、お誕生日にお友達からTOEIC600点の人向けの英語の本をもらって読んでみたんだけど…。途中で挫折しちゃった💦
少しずつ成長を感じる一方で、まだまだ足りていないな…という思いも感じたのがこの時^^
700点に達すると、しっかりできることが増えてきます。
自分の業務に対する説明や、電話の取次ぎ、予定の確認といった決まった流れのあるものに関しては理解して進めることができるようになるはずです。
あいまいなところはありながらも、議論やニュースの内容といった細かいことも何とかわかるようになってきます。
細かい部分を正確にとらえるのは難しい段階とはいえ、シンプルな内容は困らずに言えるようになるため英語を使って生活するのがずいぶん楽になる段階と言えます。
私が750点を取得したときは、試験本番での自分の感覚が少し変わったよ。
それまではすごく大変でツライ感じがしたけど、この時から、「あ、解けてるかも」っていう感覚が結構得られたんだ。
それでも最後の問題までたどり着けはしなかったんだけどね^^;
(最後のほうは適当にマークしました。)
800点を超えてくると、本当に理解度がアップしていることを実感できます。
プレゼンテーションやディスカッションでの質疑応答は理解できるようになっているでしょう。
英語での議論やニュースの概要を掴むことはまだ難しいこともありますが、わからないところを確認しつつ何とかできるようになります。
このころ、私はハリーポッターを読破したよ。
文章を読む力がついてきてる感覚があってうれしかったな。
リスニングは、わからないところが少なくなったおかげで、「ここ分らなかった」といえるようになったので、余計に内容を理解することができるようになったよ^^
でも、ネイティブの人で少し癖のある話し方をする人や、すごく速く話す人、スラングを多用する人の話は理解できないときもまだまだあって、これからも勉強が必要だなって思ってる!
900点台に突入すると、ニュースの内容などもはっきり理解できるようになってきます。
文章を読むことにもストレスを感じずらいので、英字新聞や論文なども極めて難しい単語は調べながら理解を深めることができます。
あくまで目安なので実際にあなたがそのスコアを取得したときに感じる感覚と全く同じではないかもしれません。
実際にそれぞれのスコアを取得してみて、あなたの感想をぜひ教えてください♬
TOEICから始める、英語力アップへの黄金ルート
総合的に英語力を高めるための方法は一つではありません。
その中で私がおススメなのは、TOEICで基礎を固めてから話す能力まで伸ばしていくやり方です。
このやり方、結構黄金ルートだと思っています^^
どのようなステップで進めていくのか説明しますね♬
Step1:TOEICでリスニング・リーディング力を育てる
リスニング力とリーディング力って、最初にマスターしておくと後々役立つことが本当に沢山あります。
会話をするためには、まず相手が何を言っているか理解できることが最優先です。
相手が何を言っているかわからなければ、何を話していいかわかりませんよね^^;
うまく話せなくても、その場でどんな会話が行われているかわかるだけでずいぶんとストレスが減るので、しっかりマスターしたいですね♬
リーディング力を育てると、英語力の根底を支える「単語力」と「文法力」が育ちます。
リスニングをするにしてもスピーキング・ライティングをするにしても「単語力」と「文法力」が備わっていないとかなり苦戦します。
真っ先に取り組んで、力をつけられると先々の英語学習がやりやすくなりますよ★
- 相手の言っていることを聞き取れることがまずは大切
- リーディングで育てられる「単語力」「文法力」は英語力を育てるうえで必要不可欠!
TOEICの対策方法については下からチェックできます^^
Step2:瞬間英作文とシャドーイングで会話力の自主練
瞬間英作文では言葉を発する瞬発力と、似た文型を使って会話をする応用力を鍛えることができます。
母国語だとあまり意識しませんが、会話ってすごくテンポが速いです。
いちいち頭で考えこんでいてはみんなの話についていくことができないので、瞬間的に言葉を発する練習はリアルな会話を想定するうえでとても大切です。
また、一つのフレーズを頭に叩き込めば、単語を変えて結構いろいろな表現ができるので便利ですよ♬
シャドーイングは、言葉を発する練習+リスニング力の強化に利用します。
TOEICのリスニングはあくまで問題用なので分かりやすく話しているものが多いです。
よりネイティブに近い話し方をする教材(映画やプレゼンテーション)を選んで、リアルなリスニング力を高めるシャドーイングに挑戦してみましょう★
- 瞬発的に言葉を発することができるように、重要フレーズは暗記する
- 暗記した重要フレーズは、単語を変えれば応用が利くので便利
- よりネイティブに近い英語の教材を利用してレベルアップ
- シャドーイングはリスニング力強化と英語を発する2つの練習が同時にできる!
Step3:積極的に英会話の場に行き、実践力を高める
人と会ってリアルに会話してみることで会話力はどんどん磨かれていきます。
頑張ってきた基礎練や自主練をここで開花させてください♬
どれだけ練習していてもいざ生身のネイティブスピーカーを目の前にすると緊張すると思いますが、それもまたいい経験★
「思い切って話してみたら意外と伝わった!」という喜びを体感してみてください。
基礎的な英語力をつけた状態でたくさんの実践の場に参加するとどんどん会話する力もついていくはずなので、頻繁に英語で会話できる場所に参加できるといいですね◎
- 最後は人と実際に会話する練習が必要不可欠
- 基礎練や自主練をしてきた自分に自信を持って取り組んで!
【最後に】総合的な英語力を高めるのにTOEICは有効!サクッとスコアアップして使える英語を身につけましょう♬
いかがでしたか?
今回は、TOEICと英語力は関係ある!という理由と、総合的に英語力を高めるのにおススメな方法をお伝えしました。
- TOEIC対策で育つのはリスニング力とリーディング力
TOIECでハイスコアを取っても、会話練習をしっかりしなければ流暢に英語を話すことができないのは事実です。
ただ、TOEICでは会話練習で非常に役立つ英語の基礎をしっかり学ぶことができるので、実践的な英会話の練習をする際にめちゃくちゃ役立ちます。
- TOEICでリスニング力/リーディング力をアップさせる(基礎を身につける)
- 瞬間英作文とシャドーイングで会話力の自主練
- 実践の場に出て度胸とリアルな会話の感覚をつかむ
今回紹介した黄金ルートだけが英語上達の道ではありませんが、ワンステップずつ上がっていける感覚があってかなりおススメです^^
誰もが最終目標は「英語でいろいろな人とコミュニケーションを取ること」だと思います。
それを実現するために、サクッとTOEICのスコアを上げて次のステップに進んでいけると最高ですね!
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