- パート7が嫌いでツライ…
- パート7の対策が難しいと感じている
- パート7の有効な対策ポイントを知りたい
- 自分の勉強法があっているのか確認したい
パート7を乗り切るコツをこの記事に詰め込みました!
TOEIC パート7で抑えたい基本のポイント2つ
英文はすべて読もう!
まず、1番大切なことは、基本的に英文は飛ばし読みせずにすべて読むことです。
スタディサプリでおなじみの関先生はこう言っています。
「世間では、「スキャニング」「スキミング」(拾い読み)が勧められることも多いですが、ひとつひとつの文章をきちんと読めない人が、要点だけを拾い読みすることなんてできるわけがありません。
また、速読を推奨するアドバイスもよく見かけますが、ゆっくりでも正しくできないことを速くできるわけがないと思います。」
(参照)https://cafe.eigosapuri.jp/seki-14/
これ、本当にその通りですよね。
日本語でだって、飛ばし読みして内容を理解できるものなんてとても簡単な文章くらいです。
TOEICのテストは時間がないのでついつい設問の部分だけを読んで解答しようとしてしまう人が多いですが、それはむしろ逆効果。
余計に混乱してしまうだけです。
- 1つ1つの文を正確に読む力を育てる(精読力)
- 英文を頭の中で日本語に訳さなくても理解できるようにする
「英文を丁寧に理解する」→「理解するスピードを上げていく」という順番を大切にしてみてください^^
パート7を解いて、知らない単語が多すぎる場合や、文章を理解できないと感じたら、まずはパート5,6の対策に力を入れながら文法知識と単語力を育てることがおススメです。
パート5,6の効果的な対策法は以下の記事で分かります♬
「明記はされていないけど正解」のパターンに気をつけて!
「明記はされていないけど正解」とは、設問に対する答えが文章内に直接的に記載されているわけではないけど、文章の内容を考えたときに正解だと判断できる問題です。
- 明確に間違いとは言えないものをピックアップ
- 文章の内容をリアルにイメージして、おかしいなと思う選択肢を除外
自信を持って正解を出しずらい問題なので、消去法が有効です。
実際の問題を見たほうがわかりやすいので、例題を見てみましょう。
※チャット形式の問題です
《本文》
It turns out they’ve got a lectern we can use but no microphones.
《設問》
What is suggested about Mr.Wesley?
(A)He will attend a retirement dinner.
(B)He will call Seafood Lagoon.
(C)He will do some public speaking on Friday.
(D)He will bring a stand to a restaurant.
《日本語訳》
演題は用意できるが、マイクはないということがわかりました。
他の人も、食事会の間に話をしたい人がいるかもしれません。
何しろ大きなレストランなので。
金曜日にマイクを持ってきてください!
《設問の訳》
Wesleyさんについて何がわかりますか?
(A)彼は退職記念パーティーに参加するだろう。
(B)彼はSeafood Lagoonに電話するだろう。
(C)彼は金曜日に演説するだろう。
(D)彼はスタンドをレストランに持っていくだろう。
《正解》
(A)彼は退職記念んパーティーに参加するだろう。
いかがですか?選択肢の(A)を一番最初に見ても、これだ!と自信をもって答えるのは少し怖いですよね。
でも、落ち着いて消去法をしていけば答えは導き出せます。
まず(A)。
(A)は、Wesleyさんが、”I’ll join the party(パーティーに行きます)”と直接的に言っている部分はありませんが、「マイクを持ってきて」という問いに「はい」と答えているのでなんとなくあっている気がしますね。
では次、(B)です。
Seafood LagoonにはParkerが電話をしたと文章の冒頭に書いてあります。
その後電話に関する記載はありませんのでこれは間違っていそうです。
次の(C)も、Levittさんが退職のスピーチをするという文章があるので違いますよね。
そして最後、(D)はどうでしょう?
”bring it with you on Friday, please.”の”it”はもちろんマイクを指しているので不正解です。
でも、「itってスタンドのことかも…?」と揺らいじゃった人、いませんか?
私はこういうので結構揺らいじゃいます。
でもよく考えてみてください。リアルにイメージしたときに、壊れたスタンドをパーティーに持ってく人っています?
いませんよね。
英語の問題というより、一般的な行動としてあり得ません。
落ち着いて会話の状況を考えれば自信を持ってitはマイクを指しているから(D)は間違いだ!と判断できます。
迷ったときは、「実生活でそんなことある?」という観点で選択肢を見てみましょう!
知って得するパート7の豆知識
※マルチプルパッセージとは、2つ、もしくは3つの文章から問題が出題される形式のことです。
2つ、もしくは3つの文章が並んでいる場合、各文章の間に大きなタイムラグがある場合があります。
《例》2つの文章の間に大きなタイムラグがある(グレー部分)
①求人募集の広告
応募のメール
応募のお礼、面接の案内
②合否の結果を送付
いきなりこう言った文章を読むと、話が飛びすぎていて混乱し、内容を把握しずらくなってしまいます。
文章間にタイムラグが発生する場合があることを知っていれば、落ち着いて問題に取り組むことができるので、知ってるとお得なポイントですね^^
設問が3問以上ある場合、最初の設問と2つ目の設問を先に読むと効率的に問題を解くことができます。
設問1は文章全体の内容を把握しないと解けないような問題の場合が多いので、まずは設問2を読んで、その答えを探していきます。
設問2が解答出来たら次は設問3の問いを読み、その答えを探していきます。
内容をすべて把握できたら設問1に戻って解答してみてください^^
NOT問題とは、選択肢の中から間違ったものを選ぶ問題です。
この形式の問題は、選択肢4つのうち3つが正解なわけですから選択肢まで読んで、内容理解のチャンスを広げましょう!
TOEICにはチャット形式の問題もいくつか出てきます。
左右から吹き出しが出ているチャット形式は、少しほかの長文とは雰囲気が違いますよね。
チャット問題がテストの中に含まれている場合は、まとめて解くと読解の感覚をキープできるのでおススメです。
もちろん、スコアアップに一番大切なのは地道な英語力の強化ですが、上で紹介したような豆知識も知っておくと緊張しがちな本番でも落ち着いて試験に取り組むことができます★
スコアアップに有効なものは何でも取り入れていきましょう!
パート7のおススメ勉強法
パート7の勉強で大切なポイントは次の3つです。
- 文法力と単語力が足りているか確認
- 繰り返し音読で英語の理解スピードを速める
- まとめて問題を解くことでリーディングの持久力を高める
どのパートもそうですが、小手先のテクニックというよりしっかりと力をつけていく練習をすることが結局は大きなスコアアップにつながります^^
文法力と単語力が足りているか確認
長文を読むときに、単語力と文法力があまりにも足りていないとかなり苦痛を感じるはずです。
以下のような場合はまず、TOEICパート5,6の対策に力を入れて、単語力・文法力を育てましょう。
- ほぼすべての文に分からない単語がある
- この単語の意味が分っていたら正解できたのに…という問題が10問以上ある
- 文を読み進めていくほどに何を言っているかわからなくなる
単語力と文法力が備わっていないままで読む長文は、結構地獄です……。
読んでみた感覚で、「あ、地獄だ…」と感じたら無理せず退散しましょう(笑)
単語力と文法力という、頼もしい武器?仲間?を引き連れて、再度鬼退治に向かってください!
単語力と文法力を鍛えるにはパート5,6の対策が有効です。
パート5,6の対策法が知りたい人はコチラの記事をどうぞ!
繰り返し音読で英語の理解スピードを速める
「長文読解、少し頑張れそうだぞ!」と感じられたあなたは、さらに茂みの奥に踏み込んでいきましょう^^
リーディングの深い森を抜けて正解を導き出すための効果的なトレーニングは音読です。
- 英文の構造を意識しながら10回音読
- 意味を思い浮かべながら10回音読
- 自然なスピードで10回音読
1日に30回も同じ英文を読むなんて、ストイックすぎて辛いですよね^^;
1日5回を6日間(5回×6日=30回)といった形で区切ってOKです。
1日30分程度音読ができるのが理想です。
- ボソボソ声ていいので必ず声に出す
黙読だと無意識のうちに文を読み飛ばしてしまいます。
電車の中やカフェでも周りに聞こえないくらい小さな声で大丈夫です。
必ず声に出して読みましょう。
童心に戻ってしっかり音読練習してみてください。
きっと今までとは違う手ごたえを感じられるはずです^^
まとめて問題を解くことでリーディングの持久力を高める
ある程度長文問題に慣れてきたら、まとめて長文問題を解く練習をしましょう。
慣れない英文を読解するのに必要なパワーは相当なものです。
それが15問ともなると…
集中力が途切れそうな気しかしませんね^^;
たくさんの英文を読むことに慣れて、集中力を鍛えていきましょう!
特に、本番が近づいてきたら10問以上の問題を一気に解く練習をおススメします。
パート7の出題構成
パート7の構成は以下の通りです。
出題形式 | 問題数 | |
シングルパッセージ | 1つの文章から問題が出題される | 29問(文章数:10) |
マルチプルパッセージ | 複数の文章から問題が出題される | 25問 (複数文章のセット数:5) |
パート7は合計で54問あります。
全ての問題を解き切ろうとすると、1問1分程度で解くのが理想です。
TOEICの勉強を始めたばかりでいきなりこのペースを守れる人は少ないです。
最初はできなくて当然ですが、慣れてきたら少しずつスピードを意識して解いていきましょう。
例え勘でも、何かしらにマークをしておけば正解する可能性があるので、すべての設問をマークするようにしてください^^
【最後に】パート7はTOEICのラスボス!万全の対策で挑もう!
いかがでしたか?今回は、TOEIC パート7の対策で知っておきたいポイントと、効果的な勉強方法についてお伝えしました。
- 英文はすべて読む
- 「明記はされていないけど正解」のパターンに気をつける
英文を最後まで丁寧に読む習慣を身に着けてからスピードアップの練習をしていきましょう!
また、パート7を解く際に知っておきたい豆知識を頭に入れておくと格段に問題が解きやすくなります^^
- マルチプルパッセージはタイムラグがある場合がある
- 最初の設問と2つ目の設問は先に読もう
- Not問題は選択肢を読んでOK!
- チャットの文章はまとめて解くのがおススメ
パート7を対策するのは決して楽ではありませんが、ここをマスターできるとTOEICで怖いものはなくなります^^
少しずつでもこのパートを好きになれるように繰り返し繰り返し練習していきましょう。
あなたのスコアに合った勉強法が知りたい場合は、下のボタンからチェックしてみてください♬
少しでもあなたのスコアアップのお役に立てれば幸いです!
スタディサプリ TOEIC対策コースパーソナルコーチプラン
大手企業リクルートが、本気でTOEICのスコアアップを実現するために開発した「スタディサプリEnglish TOEIC対策 パーソナルコーチプラン」
「超充実コンテンツのアプリ×専属コーチのアドバイス」によって、240点のスコアアップを実現した人も!
サービス利用開始後の継続率が93%のパーソナルコーチプランを利用して、今度こそTOIECのスコアアップを達成させてみてはいかがでしょう?
1週間無料で専属コーチのサポートを体験できるので、本気でTOEICのスコアを上げたいならまずは自分に合うか試してみましょう!登録も1分足らずでできちゃいます👍