「過去完了形」は日本語に無い表現なので、いつ使えば良いのかよくわからないですよね(”)
この記事では、過去完了を理解するための考え方と基本ルールをご紹介します。
見終わったらあなたも過去完了を使った例文がサクサク作れるハズ☺
(現在完了を理解していたほうが過去完了は理解しやすいので、まず現在完了をマスターしたい方は↓の記事をどうぞ!)
過去完了形の基本イメージ
まず、過去完了とはどんなものか基本のイメージを掴みましょう✊
ある過去~ある過去への時間の流れ
過去完了形のイメージ図
「過去完了は、過去の一点ではなく過去の時間の流れを表す」というイメージが過去完了を理解するうえで1番大切です。
(過去から現在までずっと続いていることを表現したい場合は「現在完了形」を使います。)
このイメージがしっかり理解できれば過去完了は70%理解できています👍
次は、過去完了形の理解をさらに深めるために過去完了を使う場面を詳しく紹介します。
過去完了を使う場面
基本イメージが理解できたところで、次はもう少し細かく過去完了を使う場面を見ていきましょう👀✨
- 過去の一定期間の継続
- 過去の経験
- 過去に完了したこと
- 過去の結果
- 過去形よりも更に前の過去(大過去)を表現
↑こういうのって「ザ・勉強」って感じがして覚える気がしないですよね^^;
でも安心してください!
①~④は基本のイメージを細かくしたものなので、この利用シーンを全てしっかり覚えなくても大丈夫です👌
①~④を使った日本語訳を見るとわかりやすいので紹介します。
- 継続:5~2年前まで東京に住んでいた
- 経験:5~2年前まで、東京に住んだことがある
- 完了:5~2年前までの間で、東京滞在を終えた
- 結果:5~2年前までの間、東京に住んだ
↑のようにきっちり使い分けることもできますが、結局言いたいことって「過去の一定期間東京に住んでいた」ということですよね。
それさえわかれば良いので、「果たしてこれは経験なのか?それとも完了?」などと頭を悩ませる必要はありません☺
細かい訳はどうあれ、「過去のある期間の話をしてるんだな」
さて、次は基本イメージと違う利用シーンをご紹介します。
こちらは「大過去」と言って、
◆私は、母が私のために買ったTシャツを彼女にあげた。
母が私のためにTシャツを買った後、
つまり、「母がTシャツを買った」
では英文を見ていきましょう。
◆ I gave her this T-shirt which my mom had bought for me.
(私は、母が私のために買ったTシャツを彼女にあげた。 )
“my mom bought”という単純な過去にしてもいいのですが、このように過去完了形を使うと、文の中で時系列を作ることができます。
おさらいすると、過去完了形は次の時に使われます。
- 過去ー過去への期間に起こったこと
- 文中の過去形よりさらに昔の出来事
どのような場面で過去完了が使われるかわかったところで、次はつくり方を見ていきましょう👀
過去完了のつくり方
過去完了は、”had+過去分詞(p.p)“で作ります。
《過去完了のつくり方》
had + 過去分詞(P.P)
I look at this picture.
→I had looked at this picture.
疑問文と否定文は、次のように作ります。
《疑問文のつくり方》
★“had”を文頭に持ってくる
You had lived in Tokyo.
→ had you liveed in Tokyo?
《否定文のつくり方》
★“had”の直後に”not”を入れる
You had not lived in Tokyo.
過去完了の例文
より具体的に過去完了の文が理解できるよう、例文を用意しました👍
◆when I came back home, my dog had slept under the sofa.
(私が家に帰ったとき、私の犬はソファの下で寝ていた)
◆I had not noticed this problem until you mentioned it.
(あなたが指摘するまで、その問題に気づきませんでした。)
◆I broke this glass that my dad had bought for my birthday.
(私は、父が私の誕生日に買ったグラスを壊した。)
3つ目の文は、”I broke this grass”よりも前に起こった出来事を表現するために過去完了形を使っています。
時系列で言うと「父が誕生日にグラスを買った」→「私がグラスを壊した」なので、「父が誕生日にグラスを買った」の部分を過去完了にしています🍷
これが、「大過去」という使いかたです👍
過去完了の受動態
過去完了には受動態もあります。
作り方を見てみましょう👀
《過去完了の受動態のつくり方》
had + been+過去分詞(P.P)
(原型)I’m looked by the teacher.
→I had been looked by the teacher.
◆when I move to this town, this building had been built already.
(私がその町に引っ越してきたとき、その建物はすでに建設されていた)
◆This room had not been cleaned until I asked them.
(私が彼らに頼むまで、その部屋は掃除されませんでした。)
受動態は、能動態「had+過去分詞」に”been”を追加するだけなので、シンプルですね👍
過去完了の進行形
続いて、過去完了の進行形の作り方を紹介します☝
進行形なので、「掃除をする」や「勉強をする」といった動作を表現する動詞を使って作ることが多いです💡
《過去完了進行形のつくり方》
had + been+~ing
(原型)I’m looking at this picture.
→I had been looking at this picture.
◆when I saw him, he had been running around his house.
(私が彼を見た時、彼は家の周りを走っていました。)
◆I had been cleaning my room when you called me.
(あなたが電話したとき、私は自分の部屋を掃除していました。)
通常の過去完了形よりも、その動作を「行っていた」という動きに重点を置いた表現です。
「ちょうどその時、それをしてたんだよ~」というニュアンスを伝えたいときに使ってみてください^^
【最後に】過去完了形はイメージを掴めばわかりやすい
いかがでしたか?今回は、過去完了形の作り方や使う場面をお伝えしました。
現在完了形も過去完了形も日本語には無いニュアンスなので、初めはとっつきにくいかもしれません。
でも、どの時間軸を指しているのかさえ分かれば案外わかりやすいものなんです(*’▽’)
核のイメージがわかる図をもう一度貼っておきます。
「過去→過去の時間の流れ」の間に起こった出来事を示す場合に過去完了が使われます💡
また、文の中で時間の前後関係をはっきりさせたいときにも過去完了を使います。
過去形より昔の出来事を表現するときに使うのが過去完了形というわけです。
あまり身近な文法じゃないようでいて、文章などで結構出てくるのでこれを機にマスターしちゃいましょ(^_-)-☆
あなたの英語学習が着実に進んでいくことを願っています。
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