TOEICのパート5って、どれくらい時間使っていいの?そしてどうやったら解く時間を短縮できるの?
ってよくわからないし、一向に問題を解くのが早くならない気がしちゃいますよね^^;
私もパート5の時間短縮にはかなり苦労した記憶が…( ;∀;)
まだまだ私自身も完ぺきとは言えませんが、パート5をスムーズに解けるようになってから800点突破を達成できたので、今回はその時に得たノウハウをご紹介しますね!
TOEIC パート5の時間配分は10分で解き切るのが理想
まず、TOEICのパート5で使える時間を明確にしておきましょう。
見出しの通り、パート5は10分で解けるのが理想です。
下の表を見てもらうとわかるんですけど、やっぱりパート5を10分で解けるとその後のパート6,7という厳しめモンスターに多くの時間が割けるんですよね。
パート名 | 問題数 | トータルの時間 | 1問あたりの時間 |
パート5 | 30 | 10分 | 20秒 |
パート6 | 16 | 10分 | 訳37秒 |
パート7 | 54 | 55分 | 訳60秒 |
合計 | 100問 | 75分 | ー |
「1問当たり、20秒って短いよ!」と憤慨されるかもしれませんが、安心してください。
ちょっとした工夫で、問題によっては10秒で答えが見つけられるものもあるんです^^
それでは、パート5の解答時間を短縮する方法をお伝えします😎
TOEIC パート5を10分で解き切る方法
TOEICのパート5を10分で解き切るために私がテスト中に注意していること4つ挙げました。
- 固有名詞を上手に無視する
- 主語と動詞をまず見つける
- 文の形から、ありえない選択肢を排除する
- わからない問題はすぐ切り替える
この4つをしっかり意識してからだいぶパート5が解きやすくなった印象があります。
1つずつ説明していきますね^^
1.固有名詞を上手に無視する
TOEICは、文の中に会社名や人名のような固有名詞を結構入れてきます。
固有名詞って読めなくてもあまり問題ないんですけど、いざ目の前にすると「え、なにこれ⁉」って固まってしまうことが結構多いんです。
特にTOEICに慣れていないうちは、あまり意味のない固有名詞を一生懸命正しく読もうとして時間を使っちゃうんですよね…。
固有名詞は、頭文字が大文字になるので、文頭じゃないのに頭文字が大文字になっているも単語は固有名詞かな、と推測してみてください。
「あ、これ固有名詞だわ」って思ったら、無理に正しく読もうとしなくていいので「トムカンパニー」とかに変換しちゃいましょう。
トムでもジョニーでも何でもいいんですけどね。
謎の固有名詞に突っかからずに済むと、文全体がスッキリ見えてかなり読みやすくなります^^
イメージしやすいように例文も出しておきますね。
《問題》
Hoover Pharmaceuticals periodically ______ all employees to take a drug test.
《選択肢》
(A)to require
(B)requires
(C)was required
(D)are requiring
太字の部分が固有名詞です。会社名ですね。
ここで、”Pharmaceuticals…?”「ファーマ…???」なんて考えなくてOKです。
そこが会社名で、主語になるんだとわかれば、あとは順番に読み進めていけば問題の内容は理解できます。
ちなみに今回の答えは(B)requiresです。
訳は「Hoover製薬は、定期的に全従業員に薬物検査を受けることを要求しています。」です。
Hoover Pharmaceuticalsは固有名詞の単数なので、三単現のsの付いたrequiresが正解になります。
要求するという動作を行っているわけではないので、進行形は使いません。
Hoover Pharmaceuticalsって最後に”s”が付いていて複数形みたいに感じてしまいますが1つの会社です。
むしろ、「固有名詞だからサラっと無視!」と決めたほうが変に迷わなくて済みそうですね^^
2.主語と動詞をまず見つける
文を読むときは、「どれが主語でどれが動詞か?」に意識を向けて文を読むと、素早く文の内容や構成を理解できます。
パート5を解くとき、「意識」ってかなり重要だと思うんです。
英文を読むとき、内容が理解できずに何度も繰り返し読んでしまうことってありませんか?
あれ、文字が目に入っているだけで、内容が頭に入っていないから起こるんです。
ただ文字列だけを眺めてる感じですね。
それを防ぐには、何か目的を持って文を読むことです。
「主語と動詞を見つけよう」という目的があると、文の内容に意識を集中しやすくなります。
読み返しはかなり時間のロスなので、集中して1発で英文の内容を理解しきる練習ができると最高です^^
いきなり2つのことに集中するのが難しいと感じる場合は、まず「主語」に注目して見ましょう。
パート5の文で、主語を見つけるコツは、こちらの記事にまとめてあります。
3.文の形をチェックして、明らかに間違いの選択肢を排除する
問題文の()の前後を見て、文法的にあり得ない選択肢を瞬時に除外できると解答スピードがアップします。
文の意味を読み解く前に、文の形から選択肢を絞るわけです。
ちょっと例題を見てみましょう。
《問題》
the ____ of the new product design to successful sales figures.
《選択肢》
(A)improve
(B)improvement
(C)improving
(D)improved
《解答》
(B)improvement
《解説》
()の前にはtheがあり、()の後のof the new product designは、1つのカタマリとして()を修飾しています。
そのため、()には主語となる名詞を入れる必要があります。
選択肢の中で名詞なのは(B)のみです。
(A)improve :改善する(動詞)
(B)improvement:改善(名詞)
(C)improving:動詞”improve”のing形/形容詞的な働きで”改善している”(現在分詞)
(D)improved:動詞”improve”のed形/形容詞的な働きで”改善した”(過去分詞)
例えば今回の例題の場合だと、次のような感じで選択肢を一気に絞ることができます。
(A)improveは動詞だから、”the”の直後に来るなんておかしい!
(C)improvingは、形容詞的な働きをするなら”the”の後に来てもいいけど…その後に修飾する名詞がない!
(D)improvedも形容詞的な働きをするなら”the”の後に来てもいいけど…その後に修飾する名詞がない!
※形容詞は基本的に名詞を修飾するので、名詞の前か後ろに来ます。
もちろん、「何が抜けているのかを見極める力」、「選択肢の中から正しい品詞を見つける力」が必要になってくるので、英文法知識の底上げが必要ではあります。
ただ、「まず文の形から解けないかチェックする」というクセを付けておくと、文法知識が追い付いてきた時にかなりスムーズに正解を導き出せるはずです。
なので、文法知識があまりない段階でも「文の形をチェック」することから始めることがおススメです^^
ちなみに、正しい品詞を選ぶ問題を解くコツは、以下の記事でまとめてあります。
文や選択肢の意味合いから考えると無駄に悩んでしまうことが結構多いので、スムーズに選択肢を絞るためにも「まず文の形からチェックする」ことを徹底してきましょう!
4.わからない問題はすぐに切り替える
パート5は、極力悩まないで解答するのがとても大切です。
これは、本番直前からテンポよく解く練習をするのがおススメです。
かなり強く「テンポよく解くんだ!」と意識しておかないと、ついじっくり悩んで解答しちゃうんです。
私もTOEICの試験を受け始めた時は完全にそのパターンに陥ってました。
そして案の定パート7はほとんど解けませんでした…( ;∀;)
パート5の厄介なところは、「なんかもう少し考えたらわかるかも…」と感じちゃうところです。
1文が短いからなのかな??
でも、パート5は文法や単語の知識に依存する問題が多いで、その知識を知っていない時点でいくら考えても答えは出てこないんですよね。
だったら他の問題に時間を費やした方がスコアアップの確率は上がります。
「わからない問題はすぐに切り替える」というのは知識ではなくマインドの話なので、すぐに取り入れられる時間短縮の対策です^^
ちょっと荒療治ですけど、1度本番の試験を受けて、全く時間が足りない絶望感を経験すると「パッと切り替えて次にいくマインド」が強化されるかもしれません😎
【最後に】TOEIC パート5で時間を制するには、文法の基礎力×テクニック×マインド
いかがでしたか?
今回は、TOEIC パート5の理想的な解答時間と、解答時間を短くする方法をご紹介しました。
パート5を素早く解くために必要なのは、「文法の基礎力」、「テクニック」、「マインド」です。
今回は、「テクニック」と「マインド」を中心に、すぐ取り入れられる解き方のコツを整理しました。
- 固有名詞を上手に無視する
- 主語と動詞に注目!
- 文の形をチェックして、明らかに間違いの解答を排除する
- わからない問題はすぐに切り替える
「文法の基礎力」は、どうしても地道に知識を増やしていく必要があります。
「テクニック」と「マインド」はすぐに取り入れられるので、「文法の基礎力」を磨きながら実践問題で練習してみてください^^
パート5の勉強法は以下の記事にも詳しくまとめてあります。
パート5の解答時間を10分に対策できるよう願っています!
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